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競走馬の病気や、知られていない実体などを紹介。
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サンデーサイレンスの命を奪ったことで有名な蹄葉炎である。難病といわれる屈腱炎は、競争生命を奪うにとどまるが、この難病は、生命そのものさえ奪い去る。

腱の病である屈腱炎に対し、蹄葉炎は字のごとく蹄の病である。私自身は患馬を見たことは無いが、病状の進行した状態は、見るも無残なものらしい。

<蹄葉炎とは>

蹄葉炎は蹄の内部が壊死し、末節骨が蹄壁から分離する病気である。

進行の度合いにもよるが、予後は不良の場合が多く、永久的な機能障害が残るか、安楽死処分となる。

発病の原因としては、下痢や感染症などでおこることもあるが、穀物の過剰摂取などにより、産生されたエンドトキシンが、末梢循環を抑制することで、蹄壁葉状層への血流が止まり壊死を起こす。

また、競走馬などが骨折を起こした場合、自重を片足で支えなければならず、支点側の脚の血液循環がいちじるしく悪化した場合にも、発症する可能性がある。

<すさまじい激痛>

蹄葉炎は激しい疼痛を伴うと言われる。病状が悪化するにつれ、患部を地に付けることが出来なくなり、対側の脚に負荷がかかり、そちら側も発症する危険がある。

激しい疼痛に悩まされ続ける患馬は、やがて衰弱して死亡する。これらから患馬を救う唯一の方法は、安楽死処分の実行しか残されていないのだ。

安楽死処分は一見、残酷にも思えるだろうが、苦渋の決断で下した思いやりなのだ。

 

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