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競走馬の病気や、知られていない実体などを紹介。
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気胸 

いきなり私ごとですが、この間、気胸に罹りまして・・・。

急な激痛とともに、呼吸困難・動悸。「えっ、死ぬ?」と思ったほどです。

病院に運ばれるや否や、胸に管を通され、ものものしい機械に接続されて・・・。経過は良好だったので5日ほどで退院できましたが、再発の可能性が極めて高いとかで・・・。

そんな、怖い病気の気胸なのですが、馬もかかるようですので、ちょっと調べてみました。

<気胸とは>

気胸は、簡単に言うと、肺に穴が開くことです。肺内の空気が、胸腔内に入ることにより、肺がつぶされ呼吸困難を引き起こす。穿孔の度合いにもよるが、激しいときには、数時間で死にいたる場合もある。

穿孔部がふさがり、2次感染もなければ自然に快方に向かうが、胸腔内に空気ののこる場合には、胸膜炎を継発することがある。

<誤診の危険性>

馬の疾病の一つに”センツウ”(疝痛)と言う病気がある。腹痛の総称のことだが、この病気でも、毎年多くの馬が命を落とす。気胸とセンツウでは、明らかに患部も症状も異なるのだが、問診の行えないゆえに”センツウ”と勘違いをしてしまうことがある。

センツウの場合、腸の動きを活発にさせるために、馬に運動をさせるが、気胸などの場合は馬体を下手に動かすことは危険である。獣医が即座に診断できる場合は良いが、夜間などで、獣医の到着に時間の要するときなどは、特に注意が必要である。

競走馬は”センツウ”にかかる割合が多いので、競馬場などでは、競走馬が馬房で悶えていると”センツウ”と仮定し、即座に”引き運動”を開始することが多い。

が、本来ならば、各厩舎に聴診器位は常備し、各担当者は腹部等の聴診が出来る程度のスキルを持つことが好ましいと思う。

 

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