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競走馬の病気や、知られていない実体などを紹介。
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<センツウとは>

一般に馬の腹痛のことを”センツウ”と呼ぶ。センツウを引き起こす疾患は多数ある。

その種類としては、過食疝・便秘疝・痙攣疝・風気疝・変位疝・血栓疝・寄生疝等があり、実に原因は様々である。

症状としては、腸の動きが減少ないし消失し、腹部以下に激しい痛みが発現する。発汗、前掻き(前肢で床を掻く事)、排尿・犬座姿勢、体表筋の震え、苦悶などが見られ、呼吸数・心拍数ともに異常増加することが多い。

予後は種類や程度によって様々であるが、変位疝による死亡率は高い。

<センツウの治療>

もともと”センツウ”とは、馬の腹痛(おもに腸由来)の総称のことであるので、その治療法も様々であるが、ほとんどの場合、脱水症を起こしているので、まずはリンゲルなどの生理食塩水系の点滴を行う。また、腸の蠕動を活性化させるために引き運動(馬を引いて歩かせる)などをおこなう。

過食や風気(腹部に大量のガスがたまる)などは、それだけで回復を見せることもあるが、便秘などの場合は、芒硝(ボウショウ)などを内服させ、強制排泄させる。

寄生疝では虫下しを服用させ、原因の撲滅を図ることが大切であるが、病中ないし病後すぐの服用は、新たなセンツウの原因にもなりかねないので、十分な回復を待って駆虫を行うように心がける。

捻転疝(変位疝)などの重度な劇痛を伴うものは、痛みにより暴れることでの二次被害をおさえるために、鎮痛剤を使用する場合もある。

 

 

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