馬は、人に次いで、最も病理の研究の進んでいる動物です。”馬学”などのように、個別に研究されている動物は、馬をおいて他にありません。そんな馬ですので、体の各部位も、人間並みに細分化されています。
ですから、とうぜん馬にも”ひざ”という部位はあります。が、人のそれとは明らかに違うところに、付いているのです。
何故このような所が、ひざになるのかと言うと、馬の脚は指が退化(進化?)して出来たものです。
人で言うところの、上腕や太ももは、体の中に隠れる形になっているのです。写真の印の部位がひざなのですが、その下の方にひざっぽい部位が、あります。
ここは飛節と呼ばれる部分で、これがひざでは無い証拠に、この間接は内側に折れ曲がります。人で言うところの、足首なのです。
ちなみに前足にも前ひざという部位がありますが、こちらは、見た目重視で、人で言う所の手首の位置にあります。また、前ひざの内側には、親指が退化したといわれる”夜目”と呼ばれる部位があります。
←ここをクリックするとメニューに飛びます。
PR